7月21日にスタートしたデジタル絵本『おしん物語』は、明治33年に高等小学校の教科書に掲載された、坪内逍遥によるシンデレラの翻案作品です。シンデレラの物語を日本的な設定に置き換えており、主人公の名前は「おしん」、魔法使いは「弁天様」、ガラスの靴は「扇」、舞踏会は「園遊会」となっています。
坪内逍遥は、当時の子どもたちの心に響くように、日本の美徳や文化に合わせて物語をアレンジしたと考えられています。